新鎌ヶ谷くぼた皮膚科泌尿器科では、アトピー性皮膚炎の患者様に対し、症状の改善と再発防止を目的とした治療を提供しています。アトピー性皮膚炎は繰り返し発生するかゆみを伴う湿疹が特徴で、乾燥した肌の状態やアレルギー体質を背景に持つことが多い疾患です。
治療の3つの柱
皮膚バリアの強化
本院では、皮膚の乾燥を防ぐ保湿治療を重視しています。日常生活における皮膚に負担をかける要因の除去も併せて指導します。
アレルギー反応の抑制
皮膚に侵入したアレルゲンによる反応を抑えるため、抗炎症外用薬を用いて治療を行います。特に、プロアクティブ療法により、炎症をコントロールし再燃を予防します。
悪化因子の管理
病状の悪化を招く可能性のある因子を特定し、その除去を目指します。
治療方法
コレクチム軟膏について
コレクチム軟膏は免疫応答に重要な役割を果たすJAKの活動を抑制することで、アトピー性皮膚炎の症状を和らげる新しいタイプの外用薬です。使用時の刺激感が少なく、副作用リスクが低いことが特徴です。
プロアクティブ療法について
湿疹が治まった後も、定期的に抗炎症外用薬を患部に塗布するプロアクティブ療法を実践しています。これにより、再発を大幅に減少させることが可能となり、長期的な管理をサポートします。
光線療法について
難治性のアトピー性皮膚炎には、中波長紫外線（エキシマライト）を用いた光線療法を導入することがあります。これは、特定の光波長を利用して皮膚の炎症を抑える治療法です。現在当院では光線療法は行なっておりません。
当院では、患者様一人ひとりの生活習慣や症状の特性を考慮した上で、最適な治療計画を提案いたします。アトピー性皮膚炎でお困りの方は、ぜひ一度ご相談ください。
