帯状疱疹は水痘(水ぼうそう)ウイルスが原因で起こる皮膚疾患で、特に50歳以上の方に発症率が高くなります。この病気は強い痛みを伴い、場合によっては帯状疱疹後神経痛という、治癒後も痛みが残る状態になることがあります。幸い、帯状疱疹を予防するためのワクチンがあり、50歳以上の方には接種が推奨されています。
当院では、帯状疱疹予防のために2種類のワクチンを提供しています。生ワクチンである水痘ワクチンは1回の接種であり、不活化ワクチンであるシングリックスは2回の接種が必要です。シングリックスは特に帯状疱疹予防のために開発されたワクチンで、非常に強力な予防効果があります。副反応としては、注射部位の腫れや痛み、筋肉痛、疲労感などがありますが、重篤な副反応は稀です。
料金
水痘(ビケンワクチン) | 8,200円 |
シングリックス | 1回あたり 22,000円 (合計2回接種 間隔60日空けてください) |
水痘ワクチン(ビケン)の接種費用は8,200円、シングリックスの接種費用は1回あたり22,000円、合計で44,000円(間隔60日あける)となります。
特に帯状疱疹を予防したい方にはシングリックスを、費用を抑えたい方には水痘ワクチンをおすすめします。シングリックスは他のワクチンと同時に接種することが可能ですが、コロナワクチンとの接種間隔は2週間あけてください。
鎌ヶ谷市には帯状疱疹ワクチンの助成制度があります
助成の概要
対象期間
令和4年11月1日以降に接種された分が対象です。指定された期間以外で接種された場合は、助成の対象外となりますので、ご注意ください。
対象者
鎌ケ谷市民で、接種時に満50歳以上の方が対象です。特定の条件に基づき、鎌ケ谷市を避難場所として届け出た方も含まれます。
助成対象ワクチン
ビケン
生ワクチンで、1回の接種で予防効果が期待できます。助成は1回限りです。
シングリックス
不活化ワクチンで、2回の接種が必要です。1回目の接種から2か月後に2回目を接種します。
助成限度額
ビケン
予防接種費用の2分の1(上限4,000円)。
シングリックス
接種1回につき、上限5,000円。
接種費用全額助成
生活保護受給者や中国残留邦人等支援給付受給者には、接種費用の全額が助成されます。
助成後の料金
水痘(ビケンワクチン) | 8,200円→4,200円 |
シングリックス | 1回 22,000円→17,000円 (合計2回 接種間隔60日) |
帯状疱疹ワクチンの接種は予約制ですので、ご希望の方はお電話でご連絡ください。予約後、1~2週間程度でワクチンが届きますので、ご検討ください。帯状疱疹予防のために、適切なワクチン接種をお勧めします。